吉田武「虚数の情緒 中学生からの全方位独学法」
「さあ諸君、勉強をはじめよう、勉強を」で始まる1,000頁を超える大著。
厚みが5.5cmある。その文体も重さも、机に座って姿勢を正してでないと読めない。ので読むにも時間がかかる。全部読んでからなんて到底先なので、読んだ箇所から残したいと思うところをメモする。
- 明倫館書店で見つけて喜んで買った記憶
- 知ったのは書原で見つけたのとだれかが紹介していたから
第Ⅱ部第7章第6節 虚数の情緒
2018/5/17
- 最終的に数学を支配しているのは人の感情である
- 感情が人それぞれ異なるように、数学もそれを娯しむ人の数だけある
- 「わかる」とは、それ自身が極めて感情的なものである事実に気がつく
- 岡潔は数学の学習において人の感情がその中核を成す、と強く指摘した
- 論理的には理解できても感情的には納得できないという場合がある
- ファインマン曰く「”わかる”とは、少なくともそれに関して二つ以上の説明の方法を持つ事。それが出来た時、はじめて私は”本当にわかった”と感じる」
- 「本当にわかった」とは自分の感情が納得し満足したということである
- 情動の哲学入門、読めていないが↑を読んだ後ならいけるかも
- 本には脱出ゲームのような性質があって、この本のこの部分を読まないと、あの本は冒頭から頭に入ってこない、ということがよくある
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